従来の伝統的なATMが減少する一方で、仮想通貨ビットコイン(BTC)を売買できる仮想通貨ATMが順調に増加しているようだ。CoinATMRadarによると、世界の仮想通貨ATM(BTM)の合計台数が、24日に5000台を突破した。

BTM

最新の統計結果によると、26日午前11時時点(日本時間)で5009台のBTMが世界76ヶ国に設置されている。米国のBTM台数が3229台と、世界のBTMの半分以上を占める。

6月には、1日に平均約6台が設置され、26日までに合計150台になっている。今年の初めにはキオスク「コインスター」が、米国の2,200ヶ所以上に設置した。今月21日には、米コンビニエンスストアであるサークルKに合計20台のBTMを導入することをシカゴに拠点を持つOTC(店頭)取引業者デジタルミントが発表している。日本では現在、3台のBTMが設置されている。

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一方、世界の現金ATM台数は昨年初めて減少している。英調査会社RBRが今月20日に公表した調査結果では、昨年の世界の現金ATM台数は1%減ったことが明らかになった。背景には銀行が支店を閉鎖し、キャッシュレス決済に注力していることがあるとされている。
 

翻訳 Saki Yamamoto
編集 コインテレグラフ日本版