8日ぶりに9000ドルを回復したビットコインは、なんとか9000ドルを維持している。6日昼前には新型コロナへの警戒から、日経平均が一時600円超安となるなど、株式市場には影響が広がっているが、ビットコインは強気なようだ。

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(出典:Coin360 3月6日12時5分)

仮想通貨アナリスト達は半減期に向けて強気の発言を繰り返しているようだ。

仮想通貨アナリストのウィリー・ウー氏は3日、ビットコイン強気派のマックス・カイザー氏がホストを務める金融番組「カイザーレポート」に出演。ビットコインが13万5000ドルに到達するのは「常識的な範囲」であると指摘した。

ウー氏は利益を予想するためにビットコイン価格の累積平均が重要だと主張。

「価格の累積平均の35倍に到達する可能性が予測できる。現在は50000ドルを超えている」という。一方で最も可能性がある予測である10万ドルとの間をとって「13万5000ドル」になるのが妥当だとした。

「私は今の強気相場の長さに応じて、10万ドルから25万ドルのレンジで見ている」

半減期に向け予測精度高まる。

ストック・フロー分析で有名な仮想通貨アナリストのPlanBは5日、ツイッターを更新し、今年5月の半減期も2012年、2016年と同様に価格が上昇すると指摘した。

PlanBは、通常貴金属の価格を追跡するために用いられるストック・フロー比率をビットコインに当てはめて価格を予想していることで知られる。

ストック・フロー比率を使ったビットコインのモデル価格は、ビットコインのストック(1800万BTCの流通量)とフロー(1年65万7000BTC)の関係式から算出される。サトシ・ナカモトが持っているとされる100万BTCの存在などを考慮に入れられている。

PlanBはツイッターの画像にある白い点が1に近づくにつれて、モデルと実際のビットコイン価格が一致している状態と説明。現在はビットコイン価格がモデル値に近似していることを強調した。

PlanBはこれまでに今年の半減期に1万ドルに到達すると予想、その後2021年にかけて「ゆっくり」と10万ドルまで上昇するとの予測を示している。

ただ、こうした予測に対しては仮想通貨イーサリアムの共同創設者であるヴィタリク・ブテリン氏はストック・フローモデルを「事後に合理化するクソ」と発言している