ブロックチェーンを基盤にした資金調達プラットフォームであるニューファンド(Neufund)は2日、仮想通貨取引所ビットペイと提携すると発表した。これによってビットペイで法定通貨を使って株式トークン(エクイティトークン)の売買ができるようになるという。

 ドイツ・ベルリンに拠点を置くニューファンドは、株式トークンなどセキュリティトークンによって金融市場の流動性をあげることを目指している。今回のビットペイとの提携によってセキュリティトークンを発行するプラットフォームとしての地盤を固める狙いだ。

 ニューファンドが注目しているのは、2020年までに10兆ドル規模になるという調査もあるセキュリティトークン市場。とりわけ、ブロックチェーン基盤にしているかどうかにかかわらず、どんな企業もブロックチェーン上でトークンを発行できるETO(エクイティー・トークン・オファリンング)が盛り上がるとみていて、今後、ニューファンドを通して、5カ国から7つの企業がETOをする見込みだという。

 ニューファンドは、最近、世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスとも提携した。