ヴァンエックは、米国で3つ目となるステーキング機能を備えたソラナ上場投資信託(ETF)をローンチした。さらに複数のアルトコイン連動型ETFが市場参入を控えている。

ヴァンエック・ソラナETF(VSOL)は月曜に取引を開始し、10月下旬にデビューしたビットワイズとグレースケールの類似ファンドに加わった。両ファンドは合わせて3億8000万ドル超の資金流入を記録している。

ビットワイズおよびグレースケールのETFと同様、VSOLはソラナ(SOL)をブロックチェーン上でロックして報酬を得るステーキングも行い、利回りを提供する。競争力を高めるため、VSOLは2025年2月17日まで、もしくは運用資産が10億ドルに到達するまで、0.3%の手数料を免除している。

9月に米証券取引委員会(SEC)がETFの上場基準を変更し、各ファンドごとの個別審査を不要とする迅速承認プロセスが導入されたことを受け、資産運用会社は仮想通貨ETFの投入を加速させている。

ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は月曜、「フィデリティのソラナETF(FSOL)が火曜にローンチされる予定で、既存の3本の類似ETF(手数料0.25%)と競合する」と述べた

「ブラックロックが不参加のまま、フィデリティはこのカテゴリで最大手の資産運用会社になる」と同氏は付け加えた。

ドージコインETFは来週月曜にローンチの可能性

バルチュナス氏は、グレースケールによるドージコイン(DOGE)ETFが11月24日にローンチされる可能性が高いと予測している。これは、今月初めに提出された規制書類によって20日間の「自動承認期間」が開始されたためで、期間内にSECが異議を唱えなければ上場できる仕組みだ。

グレースケール・ドージコイン・トラスト(DOGE)は既存ファンドのETF転換であり、ニューヨーク証券取引所で取引される予定だが、取引所側の上場申請がまだ必要となる。

「確定ではないが、SECのガイダンスを見る限り、ローンチの可能性は高い」とバルチュナス氏は述べた

もし来週のローンチが実現すれば、グレースケールのETFは米国で初めてミームコインを直接保有するドージコインETFとなる。

REXシェアーズとオスプレイは9月中旬に共同でドージコインETFをローンチしているが、1940年投資会社法に基づくETFのため、実際にDOGEを保有するのは全額出資のオフショア子会社に限定されており、直接保有型ではなかった。

ビットワイズのスポット・ドージコインETFも、11月6日の規制書類更新によって20日間の自動承認期間がスタートしたため、SECが介入しなければ来週後半にローンチされる可能性がある。

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