アナリストによれば、XRPが近く明確な反発を見せられなければ、さらに下落する可能性がある。現在の価格水準では、XRP保有者の41.5%が含み損状態にあるという。

クリプト分析企業グラスノードは、月曜のX投稿で「XRPの含み益状態にある供給量」が2024年11月以来の低水準に落ち込んでいると述べた。当時の価格は約0.53ドルだった。

「現在の価格は約2.15ドルと4倍近く高いにもかかわらず、供給量の41.5%(約265億XRP)が含み損になっており、後発て参入した投資家が支配するトップヘビーで構造的に脆弱な市場を示している」とグラスノードは述べた。

IGオーストラリアの市場アナリスト、トニー・シカモア氏はコインテレグラフに対し、今回の下落は多くのXRP投資家にとって予想外であり、市場がトップヘビーな構造であるため、一部投資家は下落が続けば損切りに動く可能性があると指摘した。

「データから、多くのXRP保有者は1月、7月、8月、9月、10月初旬にXRPが3ドルを上回っていた時期に購入しており、現在の約2.16ドルを大きく上回る水準でエントリーしていると考えられる」とシカモア氏は述べた。

「7月の3.66ドルからの40%超の下落は、永続的な上昇を期待していた長期保有者と、FOMOから高値付近で購入し押し目を買い場と見なしていた新規参入者の双方を不意打ちにした」と続けた。

同氏は、この広範な含み損が投資家心理を押し下げており、ストップロス発動や強制売却が増加すればさらなる下落につながるリスクがあると述べた。

「本格的な回復には2.70ドルを明確に回復する必要がある」とシカモア氏は指摘した。

一方で、XRP保有者の間では今週登場する一連のETFが強気ムードを取り戻す材料になるとの期待もある

先週木曜、カナリーキャピタルが最初の現物XRP ETFをローンチし、2025年の米国ETFとして最も成功した初日パフォーマンスを記録した。さらに、フランクリン・テンプルトン、ビットワイズ、21シェアーズ、コインシェアーズによる4本のETFが数日以内にローンチされる予定となっている。

しかし、価格は依然として回復の兆しを見せていない。XRPは現在2.14ドルで、7月18日の過去最高値3.65ドルから40%超下落した水準にある。

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