著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

9日のビットコイン(BTC)対円相場は91,233円(1.19%)安の7,546,658円と4日ぶりに反落。カルダノ(ADA)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)など、主要アルトコインに物色買いが入るなか、東京時間のBTCは初めて770万円台に乗せ、対ドルでは68,568ドルの史上最高値を付けたが、SWELL開催を目前にXRP相場が失速すると、BTCも上値を重くし前日終値(763.7万円)を割り込んだ。さらに米時間に入ると主要3指数の下落や、Apple CEOのティム・クック氏がビットコインをAppleのポートフォリオに組み込むことを否定したことを受けBTCも一段安となり、760万円を割り込み750万円割れを試す展開。その後は米株が下げ止まりBTCは切り返したが、市場予想を下回ったCoinbaseの決済報告が重石となり、760万円台の維持に失敗している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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