著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
8日のビットコイン(BTC)対円相場は48,874円(0.97%)高の5,095,083円と三日続伸した。
週明け7日からXRPを筆頭にアルトコイン相場が上昇したことを受け堅調に推移したBTC相場は、週末にレジスタンスとなっていた480万円の上抜けに成功し、対ドルで43,000ドル水準となる496万円にタッチ。ドル建てで節目となる同水準で上値を抑えられると、欧州株の軟調推移が重石となり一時的に反落したが、アルトコイン高に支えられ485万円で切り返すと、世界4大会計事務所の一つ、KPMGがBTCとETHへの投資を公表し相場は496万円を突破、ショートスクイーズを伴い節目の500万円を回復し512万円周辺まで上値を伸ばした。
8日の東京時間にはXRPが再び上値を追う展開を繰り広げ、市場全体が上昇。BTCはおよそ1ヶ月ぶりに525万円まで上昇した後、欧州時間に入ると今度は全体的に利食いが入りBTCは43,000ドル水準まで押したが、節目の水準で買い支えられ、足元、510万円周辺まで戻している。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成