21日のビットコイン(BTC)円は1542万8821円から取引が始まった。東京時間は小幅に揉み合いつつも、終盤には1550万円で推移し、ドル建てでは10万8000ドルにタッチしたが、欧州時間に入ると一時的に1530万円まで反落した。一方、米テキサス州での暗号資産(仮想通貨)準備金法案(SB21)成立への期待や、米国の財政問題が意識される中、米国時間序盤に買い戻され、1570万円台に浮上。その後、米株の急落を受けて一時は上げ幅を吐き出すも、テキサス州でSB21の3度目の投票が行われ、賛成多数で可決されると、相場は再び上昇し1590万円に肉薄。終値は1575万8010円となり、ドル建てでは1月につけた史上最高値を更新した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。