6日のビットコイン(BTC)円は1364万3672円から取引が始まった。週末にアリゾナ州知事が戦略的ビットコイン備蓄(SBR)法案に拒否権を行使した他、FOMCを控えた売りによってBTCは週明けから上値の重い展開を繰り広げ、昨日の米国時間序盤には1330万円近辺まで水準を下げた。一方、安寄りした米国株相場が上昇するとBTCも下げ止まり、米ニューハンプシャー州(NH)知事が米国の州で初めてSBR法に署名したことで、1350万円を回復。さらに今朝方には、トランプ関税を巡る米中高官による初の協議が今週土曜日にスイスで行われると報じられ、BTCは1390万円まで急伸した。終値は1388万2251円となり、週末の下げの殆どを奪回した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。