著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

17日のビットコイン(BTC)対円は下値を試す場面もあったが、終値ベースでは420万円周辺でほぼ横ばいとなった。米リップルの米証券取引委員会(SEC)に対する部分的勝訴を受けたXRP相場の暴騰で、BTCは13日にドル建てで高値レンジからのブレイクアウトをうかがう展開となったが、翌日にはXRPに利食いが入った他、バイナンスが1,000人規模の人員削減を開始したとWSJが報じたことや、米政府によるBTC売却への懸念で、BTCは上げ幅を解消し、30,000ドル割れを試した。週末から週明け東京時間にかけての相場は、30,000ドルをサポートに揉み合う展開に終始。海外時間に入るとアルトコインの下げに連れる場面もあったが、米株の上昇に支えられ、終値での30,000ドル(≒415.9万円)防衛に成功した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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