著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

8月31日のビットコイン(BTC)対円相場は反発するも、今週のレンジ(270万円〜285万円)内での値動きにとどまった。東京時間のBTCは、ドルが上値を抑えられる中、275万円から283万円まで一気に戻し前日の下げ幅を奪回したが、今週のレンジ上限付近で失速。採掘難易度(ディフィカルティ)の9.26%上昇やADP雇用レポートへの反応は意外にも薄かった。一方、米株はSnap ChatやBed Bath & Beyondの業績不振などを受けこの日も軟調な推移が続きBTC相場の重石となったが、20,000ドル水準となる278万円周辺で支えられ、上げ幅をなんとか維持した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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