著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週(18日〜24日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比52,528円(1.04%)高の5,081,170円と3週間ぶりに小幅に反発。対ドルのBTC週足は約0.5%安となっており、BTC対円はドル高円安の恩恵を受けた格好だ。

日経平均株価の下落に連れ安となり、心理的節目となる500万円を割り込んで始まった先週のBTC対円だったが、①リビア国営石油会社(NOC)の国内最大級油田停止発表による原油価格上昇とそれに伴うインフレ懸念、②ショートポジションの巻き戻し、③ドル円相場の上昇を受けたBTC対円相場の上昇と、④欧米株の反発を追い風に540万円に戻すと、週央からナスダック総合指数が反落したことで一時反落するも、米電気自動車(EV)メーカーTeslaの好決算を受けた米株先の上昇に連れ高となり、550万円にワンタッチした。

しかし、21日に行われた国際通貨基金(IMF)の会合で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げに積極的な姿勢を示したことで相場は急反落。4万ドル水準近辺で反発し、週前半の上げ幅の半値押し水準となる520万円周辺で揉み合いとなるも、翌日も米株が軟調に推移したことで米時間に一段安を演じ510万円を割り込んだ。

一方、ボラティリティ(変動率)の低下しやすい週末に入ると、相場は510万円を挟み込み横ばいに終始。フランスの大統領選結果確定の直前に相場は上値を重くしたが、マクロン大統領の再選が決まると元の水準に戻した。今週のシカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物は窓を開けずに取引が再開され、比較的に落ち着いた値動きで週足終値を付けたが、本日の日経平均株価が寄付きから軟調推移となると、BTCも連れ安となり、足元、500万円を再びに試している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

続きはこちら
 

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。