仮想通貨マイニング企業BITマイニングは、ドージコインとライトコインのマイニングがビットコインのみのマイニングよりもはるかに収益性が高いと発表した。
BITマイニングは12月4日、以前はビットコイン(BTC)のみをマイニングしていたが、ドージコイン(DOGE)とライトコイン(LTC)への拡張が「BTC単独のマイニングに比べて約3倍の収益性を証明した」と述べている。
同社は11月27日までに2億2790万8250.38 DOGE(約9480万ドル)と8万4485.42LTC(約1070万ドル)をマイニングしたと報告した。DOGEとLTCは過去1か月で急騰しているが、マイニングしたDOGEとLTCのうちどれだけを保有し続けているかは明らかにしていない。
BITマイニングは2023年末に22.6 BTC(約220万ドル)を保持していると報告している。
同社は、ドナルド・トランプ氏の勝利とイーロン・マスク氏が参加する「政府効率化省(DOGE)」創設がDOGEの価格上昇を後押ししていると指摘した。
「イーロン・マスク氏の影響とトランプ氏の勝利後の米国の規制環境の変化が、マイニングの収益性に大きな影響を与えた」とBITマイニングの副社長兼チーフエコノミストのヤン・ユウェイ氏が語った。
BITマイニング(BTCM)は12月4日にニューヨーク証券取引所で10%上昇し、3.26ドル(約475円)で取引を終了した。グーグルファイナンスのデータによると、他の多くのビットコインマイニング業者は3%から7%の上昇となっている。
BTCM’s share price on Dec. 4, including a 2.15% increase in after-hours trading. Source: Google Finance
BITマイニングの株価は年初来で37%下落しており、2014年以来の株価下落が続いている。
同社は2年半前に500.comから社名を変更し、オンラインスポーツくじ事業からビットコインのマイニング事業に転換した。
BITマイニングは現在、DOGE、LTC、ベルコイン(BEL)をマイニングできる5550台以上の稼働中のマシンを保有しており、3つのコインの総ネットワークハッシュレートの1.32%を占めている。
マイニングするコインの多様化
ビットコインからの多様化は、マイニング業界において珍しいアイデアではない。
ビットコインマイニング大手であるマラソン・デジタル(MARA)は、昨年9月にカスパ(KAS)トークンのマイニングを開始し、今年6月までに1600万ドル相当をマイニングしたと発表した。
しかし、ライバルのクリーンスパークとテラウルフは、今後もビットコインのマイニングを続ける意向をコインテレグラフに語った。
「他のプルーフ・オブ・ワークコインへの多様化を計画していない」とクリーンスパークのシニア・バイスプレジデントのハリー・スドック氏がのべ、ビットコインの「長い実績」が同社にとって長期的にマイニングする上での安心感をもたらしていると語った。
BITマイニングを巡っては、同社が2017年から2019年にかけて500.comとして日本でのカジノライセンスを獲得するために日本の政治家に賄賂を支払ったことが話題となった。同社は11月18日に、米国政府に対して1000万ドルの罰金を支払うことで告発を解決することに同意した。
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