大手仮想通貨取引所バイナンスは26日、バイナンス・スマートチェーン(BSC)の累積トランザクション数が15億件を超えたとツイートした。BSCネットワークは2020年8月31日の立ち上げから14ヶ月でこのマイルストーンを達成したことになる。

BscScanによると、BSCブロックチェーンのデイリーのトランザクション数はここ最近、1000万件以上に急増した。BSCのユニークアドレスの数は、年初には65万だったのが、現在は1億800万にまで増加している。

ここ数か月、BSCネットワークはコストと効率性の両方でイーサリアムの競合としての地位を確立してきている。YCharts.comのデータに基づくと、イーサリアムの平均ガス料金は131.87ドルでブロックタイムは13.33秒だ。一方、BSCネットワークのブロックタイムは3.02秒で、平均ガス料金は6.64ドルだ。しかしBSCの方はイーサリアムネットワークよりもはるかに集中化されており、承認されたバリデーターの数は21個のみだ。

バイナンスの創設者であるジャオ・チャンポン氏は、BSCを拡大させる野心的な計画があると述べている。今月はじめ、同氏はBSCと仮想通貨エコシステムを前進させるための10億ドルのアクセラレーターファンドを発表している。現在、BSCで最も人気のある分散型アプリは、分散型取引所(DEX)であるPancakeSwapだ。CoinGeckoによると、PancakeSwapでは2400以上のアルトコインが取引可能だ。