仮想通貨取引所大手のバイナンスが11日、正式に証拠金取引のプラットフォームを立ち上げた。個人・機関投資家の需要をさらに取り込むべくバイナンスが新たな一手を打った。
発表によると、バイナンスの利用者は、自身の預金残高を担保にロング・ショートポジションを持つことができる。現物取引より大きな利益を得られる可能性があるものの、大きなリスクも伴う。
バイナンスの共同創業者ホー・イー氏は、次のように説明した。
「現在の仮想通貨市場と証拠金取引は大きなリスクと利益が同時に伴うものだが、我々は、リスク管理に対するきちんとした知識の充実とともに、長期的にはより大きな利益をもたらすと自負している」
証拠金取引専用のウォレット「マージンウォレット」が立ち上げられ、バイナンスのウォレットとの間で手数料なしで送受金できるようになる。
証拠金取引の対象となる通貨は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、バイナンスコイン(BNB)、トロン(TRX)とテザー(USDT)の6種だ。
日本や米国、韓国の利用者は、バイナンスの証拠金取引からブロックされる。
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イー氏によると、証拠金取引は「コミュニティーから最もリクエストのあったサービスの一つ」だ。