世界最大の仮想通貨取引所の1つであるバイナンスは、イタリアで規制当局の認可を取得し、ヨーロッパでの存在感を強めた。バイナンスは5月初めにフランスでデジタル資産サービスプロバイダーとしての登録を行っている

28日の公式ブログによれば、バイナンス・イタリアがイタリアの規制に基づいて仮想通貨サービスプロバイダーとしての認可を取得した。

この認可取得により、バイナンスは現地の規制を遵守しつつ、イタリアの顧客に仮想通貨サービスを提供することができるほか、オフィスを開設し、現地チームを拡大することもできるようになった。

コインテレグラフの取材に対し、バイナンスの広報担当者はイタリアの主要なビジネス拠点とされるミラノにバイナンス・イタリアの本部を開設すると語っている。バイナンスが次にライセンスを取得する予定の場所について、「私たちは可能な限り、関連するライセンスや登録を取得することに取り組んでいる」とバイナンスは語っている。

フランスとイタリアでの登録に先立ち、バイナンスは3月に中東のバーレーンとドバイの規制当局から認可を取得し、4月にもアブダビでの運営を認可されている