豪州証券投資委員会(ASIC)は海外仮想通貨取引所大手バイナンスのオーストラリア事業を審査した結果、豪州におけるデリバティブのライセンスを取り消した。
同委員会は6日の公式発表で「Oztures Trading Pty LtdがBinance Australia Derivativesとして取得していた豪州金融サービスライセンスを取り消した」と明かした。
バイナンスがコインテレグラフの取材に対して語ったところによると、今後同取引所はオーストラリアにて「より焦点を絞ったアプローチ」を追求することを選んだとしている。オーストラリアの居住者に対して現物取引は引き続き提供していくという。
ライセンスの取り消しを受け、Binance Australia Derivativesでは4月14日から先物等のポジションを増やすことも新規ポジションを開くこともできなくなる。また、21日までに既存のデリバティブ・ポジションを解消するようユーザーに求めている。同日、バイナンスはその日に残っているポジションをすべて解消する予定だ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン