2つのプラットフォームで仮想通貨先物取引のテストネットを始めたバイナンスに対して、ビットメックスが皮肉を述べた。
先物を含むデリバティブ(金融派生商品)取引で先行するビットメックスは4日、4枚のスクリーンショット掲載し、バイナンス先物取引の説明文の一部がビットメックスの説明文と酷似していることを指摘。「先物テストネット立ち上げおめでとう。我々が書いたのを楽しんだように、我々の文書を読むのを楽しんだようで嬉しいよ!」と皮肉を述べた。
Congrats on the Testnet Futures launches @binance. Glad to see you enjoyed reading our documentation as much as we enjoyed writing it! pic.twitter.com/lLzcLcX6t4
— BitMEX (@BitMEXdotcom) September 4, 2019
ビットメックスが指摘したのは、「自動レバレッジ解消(Auto Deleveraging)」と「資金調達率(Funding Rate)」の項目だ。
また、バケーションから戻ったばかりのビットメックスのアーサー・ヘイズCEOも、バイナンスに対して「あなたたちの実力はこんなものじゃないはずだ」とし、「史上最悪の修復」と言われたキリスト教会の壁画を掲載して揶揄した。
@cz_binance y'all can do better than that 🤡 https://t.co/fwZencbJ4w pic.twitter.com/XW5atKqAg6
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) September 4, 2019
これに対してバイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、「我々の恥だ」と問題をあっさり認めた。その上で「買収前のデューデリジェンスで見つけられなかった」とし、「すぐに修正/削除する」と述べた。
バイナンスは、仮想通貨デリバティブ(金融派生商品)のトレードプラットフォームであるJEXを買収。独自開発中の先物プラットフォームと合わせて、どちらが使いやすいかコンペを開催している。