ジョー・バイデン氏が米国の大統領に就任するまで、あと55日となっている中、仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーンに精通した人材が新政権に参画することになるかもしれない。

CNBCの11月25日の報道によると、米商品先物取引委員会の元委員長だったゲイリー・ゲンスラー氏が財務副長官に就任する可能性が浮上している。CNBCは、関係者の発言として、ゲンスラー氏が財務副長官の有望な候補となっているとの声を伝えている。次期政権の財務長官には、連邦準備制度理事会(FRB)の前議長だったジャネット・イエレン氏が就任する予定となっている。

ゲンスラー氏は、オバマ政権でCFTC委員長を務めた後、マサチューセッツ工科大学(MIT)でデジタル通貨やブロックチェーンについての研究を行ってきた経歴を持つ。米議会でブロックチェーンや仮想通貨に関する証言なども行ってきている。一方イエレン氏については、ビットコインの懐疑派として知られている。かつてビットコインのことを「使えない以外の何ものでもない」と批判していたこともある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン