ブロックチェーンで不動産取引の無駄なくす 英2大銀行が、R3コルダ採用の不動産購入実験に参加

イギリスの2大銀行、バークレイズとスコットランド王立銀行(RBS)が、ブロックチェーンの可能性の再考後、同技術を使った不動産購入の合理化実験に参加したと発表した。計40社が参加したこの取り組みでは、フィンテック企業R3の分散型台帳技術コルダ(Corda)を採用したスタートアップ企業インスタント・プロパティ・ネットワーク(IPN)のツールが利用されている。ブルームバーグが4月4日に報じた

IPNは、ブルームバーグに対して、ブロックチェーン技術を不動産取引に導入すると、約1600億ドル(約17兆8760億円)を節約できる可能性があると明かしたそうだ。

RBSの住宅ローンイノベーション担当ディレクターのダン・サーモンズ氏は、次のように述べた。

「不動産が顧客にとって複雑で困難なプロセスを、安価で透明性の高いものにする機は熟している。」

またサーモンズ氏は、2018年の銀行業界の苦労を参考にしたという。その当時の情報では、ブロックチェーン技術の取り込みは、想定されたレベルに到達できるとは思えなかったという。

バークレイズは、顧客のために不動産取引を簡素化できる新技術を賞賛した。同行ニューヨーク支店のグループ・イノベーション・オフィス責任者、ジョン・ステッチャー氏は、「ある人が家を購入したい場合、様々な企業や政府機関とやり取りするという、不快で長々としたプロセスをこなす羽目になっている」と付け加えた。

R3の分散型技術はコルダは、現在300社以上のエコシステムの基盤となっており、すでに90種類のアプリが誕生している。その中の1つが、クロスボーダー(国をまたいだ)送金向けのアプリケーション「コルダ・セトラー」。昨年、仮想通貨XRPをサポートすると発表したことから、注目を浴びた。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Barclays, RBS Join 40-Strong R3 Blockchain Real Estate Trial