ロイター通信の12日の報道によると、世界的な決済機関であるバンク・オブ・ロンドンが、英国にあるシリコンバレー銀行の子会社を買収するための正式な提案を提出したという。

声明によると、この買収は、プライベート・エクイティ企業のコンソーシアムによるもの。

"バンク・オブ・ロンドンを中心とする大手プライベート・エクイティ企業のコンソーシアムは、英国女王陛下の財務省、イングランド銀行のプルデンシャル規制当局、シリコンバレー銀行の英国部門の取締役会に正式な提案を提出した"

ロイターは先に、ソフトバンク傘下の金融機関オークノース銀行を含む他の英国の金融機関も同様の動きを検討していると報じた。アブダビの投資企業ADQも興味を示していた。

シリコンバレー銀行の破綻で影響を受けた新興企業やハイテク企業を救済する計画が、英国当局によって立案された。この緊急計画には、多くの企業に資金が供給される予定。

リシ・スナク首相は、政府はシリコンバレー銀行の英国の顧客に対する「業務上の流動性とキャッシュフローの必要性」を確保する計画を数時間以内に実現するために「ペースを上げて」作業していると述べた。英国財務省は声明で、「シリコンバレー銀行UKの顧客の短期的な運用とキャッシュフローのニーズを確実に満たすことができるよう、早急に計画を提出する」とした。

3月10日、イングランド銀行(BOE)は、シリコンバレー銀行は英国における「限られた存在」であり、金融システムを支える「重要な機能」はないとし、シリコンバレー銀行の支店の業務を停止した。しかし、英国のハイテク企業の創業者やCEO200人以上が署名した書簡では、多くのフィンテック企業がシリコンバレー銀行を通じて銀行業務を管理しており、「予防的措置が取られない限り、間もなく管財人になる」と主張している。