仮想通貨ビットコイン(BTC)の先物取引を手掛けるバックトの親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)が、オンラインマーケットプレースの米eBayの経営権取得を断念した。ウォールストリートジャーナル(WSJ)やロイターなどが6日に報じた。
ウォールストリートジャーナルは4日付けの記事で、ICEがeBayに対して経営権取得のオファーを出したと報じていた。ICEは4日、WSJの報道を受け「潜在的機会」を模索するためにeBayと接触していると認めていた。
ICEはバックのほかニューヨーク証券取引所の親会社でもある。
6日の報道によれば、ICEはeBayの経営権取得を断念したという。ICEの投資家からの反発が引き金となり、断念に至ったという。
バックトのアプリは20年前半か
ICE子会社でビットコイン先物を手掛けるバックトは今年1月、ビットコインなどを含むデジタル資産を対象とした消費者向けアプリを今年中に公開すると明らかにした。
バックトのアダム・ホワイト社長がスイスで開催されたダボス会議で構想を表明していた。
仮想通貨メディアのザ・ブロックは、ICEのスポークスマンの話として、このアプリが20年上半期にも導入されると報じている。
このアプリではビットコインといった仮想通貨だけではなく、ロイヤルティポイントやデジタル証券、ゲーム内の報酬といったものも取り扱い可能になるという。
直近では、子会社のバックトのアプリ公開準備に向け、ソフトウェアサービスのブリッジ2・ソリューションズを買収する計画を公表している。バックトが進めている一般消費者向けサービス開発の一貫とみられる。今年第一四半期中に買収が完了する見込みだ。
Bridge2はデジタルクーポンや従業員のインセンティブ、ロイヤルティポイントなど、小売店向けのロイヤリティプログラムを運営。すでに600億ドル相当のポイントを管理している。バックトはこうした小売店向けネットワークを活用して、独自の消費者向けアプリを構築する。