バックトがビットコイン先物のテストを予定通り始めた。22日にツイートで明らかにした。発表からほぼ1年、ついに仮想通貨市場関係者が待望するバックトのビットコイン先物は重大な局面を迎えた。

バックトは、ニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所が手がける仮想通貨プラットフォーム。バックトのビットコイン先物は、投資家が先物の指定受渡日に現物であるビットコインを受け取る現物受け渡しであり、現金で受け取る米シカゴ先物市場(CME)などのビットコイン先物とは異なる。

インターコンチネンタル取引所は昨年8月にバックトを立ち上げた。当初は、昨年11月にビットコインの先物を上場させる計画を発表していたものの、ビットコインの保管方法をめぐってCFTC(米商品先物取引委員会)が難色を示したことなどから、計画は何度も延期されてきた。

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今回、バックトはユーザーに対するテストを行う。ファンドストラットの予想では、テストを経てバックトはビットコイン先物を現四半期(7ー9月期)に立ち上げる見込みだ

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版