バーレーンの中央銀行は、正式な規制が整うまでの間、ブロックチェーンや仮想通貨関連企業が国内で活動できるようにするための規制サンドボックスを立ち上げようとしている。ブルームバーグが2月20日に報じた。
バーレーンの中央銀行は昨年12月、仮想通貨を規制、認可するための草案を発表しているが、新しい規制が整うまでの9ヶ月間、規制サンドボックスのもとで仮想通貨関連企業の活動を認めることになる。
今回の規制サンドボックスは仮想通貨・ブロックチェーン企業28社が対象だ。バーレーンの経済開発委員会のビジネスマネジャーであるダラール・ブヘジ氏は、「このイニシアティブは限定的な規模の取引数、ユーザー数でソリューションをテストできるようにする」 と説明している。
2014年に原油価格が低迷した影響により、バーレーン経済は債務拡大に直面している。ブルームバーグは、バーレーンが経済活性化のため、ブロックチェーンの才能を呼び込もうとしていると指摘する。
17年10月、バーレーンの経済開発委員会は、ブロックチェーンを「巨大なチャンス」として積極的に取り組む考えを示した。 さらに18年11月、同国の銀行金融研究所はブロックチェーン技術における開発、導入、戦略を学ぶ「ブロックチェーンアカデミー」を立ち上げている。
翻訳者 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。