ドイツ金融監督庁、無許可のトークン発行業者に停止命令 | 検察当局が調査中との報道も【ニュース】

ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)は、カラビット財団に対し、同国内で無許可の事業を直ちに停止するよう命じた。11月11日に発表した。同財団はカラットゴールドコイン(KBC)を必要な許可なく発行していたとされる。

カラビット財団は、自身をブロックチェーン基盤の決済システムプロバイダーだと名乗り、ユーザーらは金(ゴールド)のトランザクションや仮想通貨との取引ができるとしている。世界に50万超の受託地点があり、仮想通貨取引所10カ所が金とKBCの金商品の取引をサポートしていると謳っていた。

BaFinは、営業停止命令は即座に効力を発揮するとし、また司法手続きの対象になる可能性もあるとしている。

今回の件に関しては、11月13日にガーディアン紙が、ドイツ・シュトゥットガルトの検察当局がカラビットの調査を開始したと報じていた。しかしカラビットは、KBCへの調査は始まっておらず、同社の商品を通じて「どの顧客もパートナーも被害を被っていない」と主張している。

また、KBCを保持している顧客は、「同社の商品を購入したことで無料のギフトとしてKBCを受け取っただけ」とし、BaFinは同社の偽のウェブサイトを基に罰しているだけだとしている。

カラビットマダガスカルの9億ユーロ(約1080億円)相当の金鉱の一部を所有しているとしており、創設者のハラルド・シーズ氏は、同社はKBC販売を通じて1億ドル(約108億円)を確保しているとも述べている。しかし、同社のホワイトペーパーには「9000億ユーロの金鉱が購入された」としている。その金鉱の所有権も証明できなかったとされる。

また、商品の宣伝に有名元サッカー選手の画像を無断で使用するなどしていたという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン