ビットコイン(BTC)は、最も信頼できる指標の1つで「過熱」状態が解消するために30%下落する可能性が指摘されている。
人気コメンテーターのCryptoCon氏は1月1日、3万ドルのBTC価格は過去のものではないと主張した。
ビットコインDMIが「過熱」ゾーンに
ビットコインは先週、45000ドルに近づいたが、歴史的なパターンでは2024年の始まりはリトレースメントが起きる可能性がある
CryptoCon氏が指摘したように、方向性指数(DMI)は、伝統的に弱気なトレンド転換に伴うレベルに達している。
「私は2023年を通してビットコインに強気だったが、データは2024年の新年をスタートするにはクールダウンの時だと示している」とコメントした。
「これは、信頼できる長期データと、今回は違うと考える人との戦いだ。私はどちら側にいるかは明らかだけれど!」

付随するチャートでは、現在のDMIの読み取り値が2019年半ばのそれと一致していることを示している。これは、BTC/USDが過去の価格サイクルで高値を記録した時点だ。

当時、ビットコイン価格はその後16か月間で50%以上下落し、2020年3月のCOVID-19による経済混乱によって損失が悪化した。
今回はそれほど悪くないかもしれないが、CryptoCon氏は30%という大まかな数字を提示した。これは、オンチェーン分析会社グラスノードの上のチャートにあるように、歴史的な反落の幅と一致する。
「DMIの過熱ゾーンからの30%の修正により、価格は約3万ドルになる。そして、その割合は以前の例よりもはるかに小さい!」と続けた。
「データ構造は、2019年の例とまったく同じだ。赤の二度のピークがある。しかし、私は引き下げは50%をはるかに下回り、それほど長くはかからないと考えている。」
Even though most #Bitcoin data is overheated and topped out, price has decided not to cool down just yet for the New Year.
— CryptoCon (@CryptoCon_) January 2, 2024
45k has been broken to the upside!
So long as it sticks, this may call for a fulfillment of all data like the MVRV-Z that hasn't quite reached its mark yet… pic.twitter.com/kPQfdI6SAX
1月2日の更新では、修正が始まる前にビットコインはさらに上昇する可能性があることを主張。4万8000ドルに到達する可能性もあり、米国の初のビットコイン現物上場投資信託(ETF)の決定を控えて、人気のある目標となっている。
資金調達率は意見が分かれる
既報のように、オーバーナイトの利益は、今年初のウォール街のオープン前に冷え込み始めた。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、執筆時点でBTC/USDは約45000ドルで取引されていた。一方、市場データは強気派に独自の警告を続けていた。
これらは、1年以上ぶりの高水準の資金調達率の形で現れた。これは、トレーダーが高値が保証されていると信じすぎている可能性があることを示唆している。
#Crypto Funding rates have come down slightly compared to last week but still relatively high.
— Daan Crypto Trades (@DaanCrypto) January 1, 2024
Let's see how this evolves this week as all the markets get back up to steam for the new year. pic.twitter.com/G02YKUq9YI
ただし、すべての市場参加者が懸念しているわけではない。週末、人気コメンテーター兼トレーダーのHorse氏は、前回のサイクルと比較して、資金調達率は合理的な範囲内にとどまっていると指摘した。