オーストラリア証券投資委員会(ASIC)が20日、「誤解を招きやすい」イニシャル・パブリック・オファリング(ICO)と仮想通貨ファンドについて個人投資家に警告を発した。ASICは今月初めにもICOなどへの規制強化を発表している。

ASICの文書によると、ASICは今年の4月以降で5件のICOの資金調達を阻止。投資家保護が十分行われていなかったことことが理由だという。ASICは、これらのICOは法律に適用するように再構築されなければならないと指摘している。今月には安全性を理由に一つのICOを永久に閉めるように命令を出したという。

ASICによると、販売時に誤解を招きやすい表現が使われていたり、オーストラリア規制当局のライセンスを獲得していないケースことなどが主要な問題だという。ASICは、自らが管理するマネースマートを参照するように投資家に呼びかけた。

今月初めにASICは、「事業計画」の中で、仮想通貨取引所とICOへの監視を強化する計画を明らかにした。