オーストラリア政府が現金で1万豪ドルを超える現金での支払いを法律で禁止しようとする草案で、仮想通貨は対象外となる見通しだ。先週出された説明覚書で、「デジタル通貨を含む取引は対象外」とする記述が明記された

豪立法議会はその理由として、仮想通貨が地域経済から消滅することを防ぐためであり、革新の自由を妨げることになるとしている。

「デジタル通貨はオーストラリア経済の中で、新しく、発展途上である。物理的な通貨と異なり。明確な規制や産業構造がない。このため、オーストラリアでのデジタル通貨の利用を妨げたり、業界のイノベーションを抑制しないように現金支払い制限を適用するのは困難である」

さらに財務省は仮想通貨による同国経済への影響は限定的であり、犯罪などの影響も取るに足らないとした。

草案は承認されれば、2020年1月から施行される。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版