6時11分時点の豪ドル円は74.58円と22銭ほど円安が進んでいる。

昨日の9時半に発表になった第3四半期GDPは、前期比0.4%増で予想の0.5%に届かなかった。この結果を受けて追加利下げ観測が強まり、豪ドルは弱い動きに。17時には73.89円の安値をつけた。

しかし、その後切り返し、ブルームバーグが米中貿易交渉の部分合意が近いと報じるとNYダウ先物がプラス圏に浮上し、リスクオンの動きに。豪ドル円も74.64円まで上昇した。

本日は9時半の10月小売売上高(予想0.3%)、10月貿易収支(予想65億豪ドル)に注目。小売売上高は個人消費や消費者信頼感とも相関があり、オーストラリアの消費動向を確認する指標として重要。貿易収支はGDPの構成要素で、貿易黒字はオーストラリアのGDPの拡大に寄与するからだ。

豪ドル円 テクニカル分析

豪ドル円予想レンジ 74.20~75円

GDPの発表を受けて、8月26日の69.95円を起点とする上昇トレンドを一時下回ったが、反発に転じているので、トレンド継続と見ている。

本日は20日移動平均線が下値支持線になりそうだ。9時半の経済指標次第だが、内容が良ければ昨日の高値74.86円を上回る場面もありそうだ。