米企業アテナは、エルサルバドルで1500台のビットコインATMを展開する計画だ。

ロイターの報道によれば、ATMの展開はまず数十台規模で行っていくという。シカゴに本社を置くアテナは、居住者が海外からの送金を受け取る地域を対象に、仮想通貨ATMを設置するために100万ドル以上を投資する計画だ。

新しいATMの設置に加え、エルサルバドルでの業務を行うために現地スタッフを雇用し、オフィスも開設する。

CNNによれば、アテナは現在、エルサルバドルで仮想通貨ATMを2台だけ運用している。1つはエルゾランテビーチで、同地を仮想通貨を経済圏をつくることを目的とした実験の一環だ。もう1つはエルタンコという場所で運用している。

アテナのラテンアメリカ担当取締役であるマティアス・ゴールデンホーン氏は、エルサルバドルのブケレ大統領が「1500台というタフな挑戦を提示した。私たちはそれを目指すが、段階的に進めていく。私たちは民間企業であり、事業展開が持続可能なものであることを確保したいと考えている」とロイターに語っている。

エルサルバドルでビットコインを法定通貨とする法律が可決されたことを受け、アテナは同国でATMを拡大する計画だと投稿した。アテナはツイッターでナジブ大統領に1000台ではどうかと投稿。ナジブ氏は1500台という数字を出した。

ゴールデンホーン氏は、現在1万9325台のATMが展開している米国とは異なるビジネスモデルになるだろうと語っている。

「最初は数十台のマシンを持ち込み、エルサルバドルのビジネスモデルがどのようなものになるかをテストすることになる。おそらくビジネスモデルは米国とは異なるものになるだろう」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン