バイナンス創業者チャンポン・ジャオ氏(通称CZ)に関連する分散型取引所(DEX)トークン、アスター(ASTER)が、今後480%上昇し、ライバルであるハイパーリキッド(HYPE)を時価総額で逆転するとの分析が出てきている。
ASTERは最大480%上昇の可能性
市場アナリストのマルセル氏は、ASTERがHYPEの時価総額を吸収する可能性があると主張している。
HYPEの時価総額は180億ドルを突破しており、現在のASTERの37億4000万ドルの約4.8倍に達していた。もしASTERがこの水準に並べば、トークン価格は現在の約2ドルから将来的におよそ9.69ドルまで上昇することになる。
マルセル氏は、ASTERがすでに取引高や収益でHYPEを上回っている点を指摘し、市場がHYPEの過去最高水準へ向けてASTERを再評価する可能性が高まっていると分析した。
また、過去にASTERが2ドルに到達すると予測していた人気アナリストのダニー氏も、ASTERが来週にもHYPEの時価総額を逆転し、80億〜100億ドルの評価額に達する可能性があると述べた。これは現在の水準の2倍以上となる。
同氏は、10月5日まで続くエアドロップキャンペーンと、10月17日に予定されるわずか4%のトークン解除が、ファーミング需要や取引高を押し上げ、価格上昇を後押しすると見ている。
クジラはASTERロング、HYPEショートへ
ASTERに対する強気の見方は、HYPEとの乖離が広がる中で一段と強まっている。
9月17日のデビュー以降、ASTERの価格は7950%以上急騰し、水曜時点で時価総額37億4000万ドルに達し、仮想通貨市場で36位に浮上した。
一方、同期間にHYPEの価格は16%以上下落している。
この格差拡大はクジラの動きによって強化されている。月曜にはあるクジラウォレットがHYPEを約1700万ドル売却し、そのうち900万ドル近くをASTERに投入した。これはバイナンス支援のDEXプラットフォームへの戦略的な資金移動と見られている。
他の大口投資家もASTERに流入しており、今週は1日で5000万ドルを購入したウォレットや、1400万ドルを投じたケースも確認された。
さらに、ルックオンチェーンのデータによれば、「謎のクジラ」が過去2日間で7500万ドル以上のASTERを購入している。
こうした動きはASTERのさらなる上昇を見込んだ賭けとされ、大口投資家の強い信頼を示すものとなっている。この流れに小口投資家が追随する可能性もある。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】