レイヤーゼロのトークンローンチが6月20日に行われた結果、アービトラム上の手数料が急増し、ブロックチェーンの1日の収益が343万ドルに達し、前日比で約1万6680%の増加となった。

レイヤーゼロは20日にZROトークンをローンチしたが、その際の「寄付」メカニズムに対して批判が集まった。このメカニズムでは、トークンを取得するために少額の金額を支払う必要がある。

これにより、ブロックチェーン上の平均ガス料金が通常1セント未満から89セントに跳ね上がったDune AnalyticsDefiLlamaのデータによれば、この結果、当日の利益は329万ドルに達し、ネットワークにとって新たな最高記録となった。

Arbitrum’s revenue and profit spike. Source: Dune Analytics

レイヤーゼロはZROトークンの請求者がトークンごとに少額の寄付をするようにした。「ZROを請求するには、ユーザーはZROごとに0.10ドルをUSDC、USDT、またはネイティブETHで寄付する必要がある」とレイヤーゼロは6月20日のX投稿でのべた。寄付はイーサリアム開発者を支援するプロトコルギルドに送られる。

レイヤーゼロは、トークンローンチが「エアドロップではない」と主張している。エアドロップは「公平な分配、コミュニティの構築、プロトコルの健全性の目標と合致しない」とし、エアドロップの場合には多くの受取人が「長期的にプロジェクトにほとんど関心を持っていない」と語った。

これは、アービトラムが213万ドルの収益を上げた12月14日以来の最大の収益日となった。この翌日にはネットワーク上のインスクリプションの急増によりオフラインとなっている。

インスクリプションは、単純なトランザクションデータよりも大きなパッケージ(例えば画像)を運ぶことができるデータフォーマットの一種であり、そのサイズのために高価になる。このコストもアービトラムに転嫁され、イーサリアムに高額な手数料を支払ったため、12月14日には41万4000ドルの利益しか上げられなかった。

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