金融サービス企業ヴァルキリー・デジタルアセットは、先物契約を介してビットコインへの間接的なエクスポージャーを提供するビットコイン上場投資信託(ETF)を申請している。

8月11日に申請された目論見書案によると、ファンドはシカゴマーカンタイル取引所(CME)で取引されているビットコイン先物に投資するとしている。これはファンドが所有するケイマン諸島の子会社を通じて購入されるという。

ヴァルキリーは4月にスポットで購入するビットコインETFを申請しているが、今回BTC先物に照準を当てたETFを申請した。

米証券取引委員会(SEC)委員長のゲイリー・ゲンスラー氏は最近、直接的なエクスポージャーによるものではなく、仮想通貨先物に基づくETFの受け入れに前向きであることを示唆しており、投資会社のヴァンエックやインベスコなども直接ビットコインへのエクスポージャーを持たないビットコインETFを計画している

ブルームバーグのシニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、ヴァルキリーがプロシェアーズやインベスコ、ヴァンエックに続いて、ビットコイン先物を対象とするETFを申請する4つ目の資産運用会社であると指摘している。

バルチュナス氏は、こういったETFが早ければ11月にもSECによる判断を受ける可能性があると予測している。