米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)は今年2月に7週間かけて実施した仮想通貨(暗号資産)業界の起業家向け教育コンテンツである「仮想通貨スタートアップスクール(Crypto Startup School)」をオンラインで公開した。

講義は全部で7回で、最初の2つの講義がテッククランチで公開され、残りはa16zのウェブサイトで利用できるようになる。

仮想通貨業界幹部や教授による講義

1回目の講義は「仮想ネットワークとなぜ重要か」と題してa16zのジェネラル・パートナーであるクリス・ディクソン氏が行った。ディクソン氏はブロックチェーンがスマートフォンやウェブに続く、次の主要なコンピューティング・プラットフォームになる可能性があり、世界中の起業家や開発者に多くの可能性をもたらしていると解説した。

2つめの講義はスタンフォード大学で応用暗号学とコンピュータセキュリティの教授を務めるダン・ボーエン氏が行った。ボーエン氏はブロックチェーン暗号の起源や秘密鍵、マイニング、ゼロ知識証明などの基本機能について講義した。

今後の講義では仮想通貨取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOやエンジェル投資家のバラジ・スリニバサン氏、米通貨管理局のブライアン・ブルックス氏が登場する。

仮想通貨スタートアップスクールは今年2月から4月にかけてカリフォルニア州メンロパークで開催された。米国内外から45名の学生が参加した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン