米国第5位のリテール銀行であるU.S.バンクは火曜日、機関投資家向けに仮想通貨カストディサービスを開始すると発表した。

CNBCの報道によると、U.S.バンクは、ニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループ(NYDIG)と提携し、ビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)のカストディサービスを提供する。U.S.バンクのウェルスマネジメント・投資部門のシニアエグゼクティブであるグンジャン・ケディア氏は、イーサ(ETH)などその他の仮想通貨のサポートは時間をかけて展開していくと語った。

ファンドマネージャーやその他の機関投資家は、今年、仮想通貨へのエクスポージャーを大幅に増やしている。

GBTCというティッカーシンボルで取引されているグレイスケール・ビットコイン・トラストは、機関投資家にとって人気のある投資手段だ。米投資銀行のモルガン・スタンレーは4月以降、GBTCの保有量を2倍に増やしている。同行は2021年4月にも12の投資ファンドにBTCのエクスポージャーを追加した。

仮想通貨カストディサービスを提供する米大手金融機関としては、U.S.バンクのほかに、ステートストリート銀、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)、ノーザントラストが計画を発表している。