フランスで発生した仮想通貨関係者を狙った一連の誘拐事件の首謀者とされる男が、モロッコで逮捕された。
フランス当局の要請を受け、モロッコの国家警察と情報機関が、24歳のモロッコ系フランス人バディス・モハメド・アミド・バジュー容疑者を拘束した。同容疑者は複数の刃物や複数台の携帯電話を所持していたという。
仏メディアのル・パリジャンがこの逮捕を報じたのち、フランスのジェラルド・ダルマナン法相は6月4日にXへの投稿でこの逮捕に言及し、「この逮捕は、組織犯罪に対する我々両国の優れた司法協力を示すものであり、モロッコに深く感謝する」とコメントした。
国際刑事警察機構(インターポール)は2023年、バジュー容疑者に対し「レッド・ノーティス(国際手配書)」を発行しており、過去の誘拐や他の犯罪への関与が疑われていた。
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仮想通貨を巡る誘拐事件が相次ぐ
直近の事件は2025年5月13日、白昼のパリで発生した。複数の男が、フランスの仮想通貨取引所ペイミウムのピエール・ノワザCEOの娘と孫を誘拐しようとした。
通行人が撮影した映像には、ノワザ氏の娘が通行人と共に覆面の襲撃者を撃退し、襲撃者たちが近くに待機していたバンに逃げ込む様子が映されている。
En plein Paris, un homme a été violenté par des individus cagoulés, habillés tout en noir. Ils tentaient de l'enlever. Un homme a surgi, extincteur à la main, pour les faire fuir. →https://t.co/P0qV6PR40v pic.twitter.com/9f4r2Gi7ho
— Le Figaro (@Le_Figaro) May 13, 2025
2025年5月3日には、仮想通貨関連の実業家の父親が数日間監禁される事件が発生。犯人グループは約700万ユーロ相当の身代金を要求していたが、パリ警察が救出に成功した。
さらにその数カ月前の1月21日未明、仮想通貨ウォレット開発企業レジャーの共同創業者であるダビド・バランド氏がフランス中部の自宅から連れ去られた。警察による夜間の突入作戦が1月22日に実施され、無事救出されている。
仏当局は、仮想通貨業界の経営者およびその家族を標的とした一連の誘拐事件に対抗するため、警備体制を強化している。
具体的には、警察の緊急通報ラインへの優先アクセス、自宅のセキュリティ診断、フランス治安当局による安全対策に関する説明などが実施されており、業界関係者が適切な予防措置を講じられるよう支援が進められている。
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