仮想通貨相場、急落の要因は? CFTC?コインレール?それとも…

 6月10日(日): 本日の仮想通貨は、米国の商品先物取引委員会(CFTC)が4つの主要な仮想通貨取引所の調査をしているというニュースが流れる中、急落した。
コインマーケットキャップによると、執筆時間までの24時間、時価総額トップ100の仮想通貨は全て下落。市場全体の時価総額は約200億ドルも減少した。

Coin360

Market visualization from Coin360

 ビットコイン(BTC)は、過去24時間で5%近く急落。現在の価格は7244ドルだ。ほとんどのロスは10日の明け方の2時間ほどの間に起こった。

Bitcoin price chart

Bitcoin price chart. Source: Cointelegraph Bitcoin Price Index

 イーサリアム(ETH)は、600ドルを下回り6月の最安値に接近している。執筆時間までの24時間、イーサリアムは約6%下落し、現在は568ドル付近で取引している。

Ethereum price chart

Ethereum price chart. Source: Cointelegraph Ethereum Price Index

 執筆時点で仮想通貨市場の時価総額は3200億ドル。30日間で約26%、1200億ドルも減少したことになる。 

Total market capitalization chart

 

Total market capitalization chart. Source: Coinmarketcap

 仮想通貨市場の時価総額トップ10のうち、コインマーケットキャップによると、過去24時間でIOTAとEOSの下落幅が一番大きかった。IOTAは10%下落して現在1.5ドル、今月急上昇していたEOSも8%下落して現在13.12ドルで取引をしている。EOSは、オープンソースのブロックチェーンプロトコルであるEOSIOの1.0版をリリースして勢いに乗っていたが、今回の低調な市場の波には逆らえなかった。

 仮想通貨の急落は、CFTCがビットスタンプ、コインベース、イットビット、クラーケンの四つの主要取引所に対して、取引データの提出を要求。コインマーケットキャップによると、これら四つの取引所は取引高でそれぞれ世界21位、14位、45位、13位だ。

 今回の調査は、昨年12月のCMEグループのビットコイン(BTC)先物取引の開始を受けてのものだ。CMEは、ビットスタンプ、コインベース、イットビット、クラーケンの4つの仮想通貨取引所からのデータに基づいてビットコイン先物の値段を決定しており、そこで操作された取引がBTC先物の価値を歪めた可能性があると報じられている。

 またブルームバーグが10日、韓国の仮想通貨取引所コインレールがサイバー攻撃の疑いがあるためシステムの検証をしていると報じた。コインレールは、サイバー攻撃にさらされた全てのNPXS,NPER、ATX通貨は凍結したという。ただこのサイバー攻撃が今回の急落に影響を与えたとは考えにくい。コインマーケットキャップのデータによると、コインレールは取引高が「たった」250万ドルと世界で99番目に大きい取引所に過ぎないからだ。

 起業家でビットコインのエバンジェリスト、アリスター・ミルン氏は、今回の急落の要因は何か、ツイッターで投票した。ミルン氏は、今回の急落の要因はCFTCのデータ要求でもコインレールへのサイバー攻撃でもないと考えているようで、仮想通貨のコミュニティーも彼に賛同したようだ。もっとも人気だった要因は「エイリアン」でその次が「仮想通貨は死んだ」になっている。

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