米下院のマキシン・ウォーターズ議員は、フェイブスックの仮想通貨リブラの規制を担当するスイスの規制当局への訪問を終えて声明を出し、リブラへの懸念が払拭されなかったと述べた。

ウォーターズ議員らは、スイスのデータ保護委員会(FDPIC)、財務省国際金融局(SIF)、スイス金融市場監査局(FINMA)の担当者などに面会。リブラの発行と管理を手がけるリブラ協会はスイスで規制される。

ウォーターズ議員は次のように総括した。

「スイス政府の高官が我々のために時間を作ってくれたことは感謝するが、大きなハイテク企業にプライベートでコントロールされるグローバル通貨を発行させることに対する懸念は払拭されていない

23日、ウォーターズ議員は、2019年秋の優先事項の中にフェイスブックの仮想通貨リブラを入れたことを明らかにした

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ウォーターズ議員は、先月に米議会で開かれたリブラに関する公聴会で、顧客データ保護に失敗した過去を指摘しフェイスブックのリブラ開発に強い懸念を示していた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版