米シティバンクがナスダック上場のビジネスインテリジェンス企業マイクロストラテジー株を「売り」に引き下げがことを受けて、投資サイト「モトリー・フール(Motley Fool)」アナリストは新たに仮想通貨に特化したシルバーゲート銀行の株に注目している。

シティバンクはこれまでに、マイクロストラテジーがビットコインに過剰に投資していることを理由に同社株を引き下げたレポートを発表。マイクロストラテジーはビットコイン購入を発表して以来、株価が3倍以上増加しており、こうした期待を受けてかビットコインへの増資を次々に発表している。レポートではこうした状況を「過剰」に投資家にリスクをもたらしていると警告した。

一方で、モトリー・フールでは次に注目の仮想通貨関連企業としてシルバーゲートを投資すべき企業として挙げている。

シルバーゲートはカリフォルニア州に拠点を置き、運用資産は20億ドルを超えている。主な顧客としてはコインベースやパクソス、サークル、ジェミナイなど主要な仮想通貨企業がある。

モトリーフールに寄稿したマット・フランケル氏とジャスティン・モーサー氏は、シルバーゲート銀行の21年間の収益性や帳簿にある5000万ドル分のビットコイン、住宅ローンなどの融資実績に注目。スポットでのビットコイン投資よりも優れた投資先であると指摘した。

両氏はシルバーゲートの仮想通貨取引所ネットワークであるシルバーゲート・エクスチェンジ・ネットワーク(SEN)にも注目。SENは、通常の銀行が営業時間によって制限されるのとは異なり、取引所とその機関投資家が24時間365日、仮想通貨を売買が可能だ。SENは設立以来、1000億ドル以上の取引を行なったという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン