ナイジェリアで決済サービスを手掛けるフラッターウェイブ(Flutterwave)はリップルと提携し、リップルネットを活用した決済サービスを展開する。17日にフラッターウェイブが発表した。フラッターウェイブは「アフリカと世界をつなぐ決済インフラ提供を目指す」としている。
フラッターウェイブは発表の中で、同社が「アフリカでリップルネットを活用して決済を処理する唯一のテクノロジープラットフォーム」だと謳っている。
フラッターウェイブはアフリカ全域での決済処理のため、リップルのxCurrent(※)のプラットフォームを活用する。「グローカルな企業が、P2P、B2BおよびB2Cの決済をアフリカで行うことを容易にする」という。
フラッターウェイブはナイジェリアを拠点にしたフィンテック・スタートアップだ。Quartz Africaの報道によれば、オンライン決済において6000万件、金額にして20億ドル以上の取引を処理した実績を持つ。10月には総額2000万ドルの資金調達が完了。この資金調達にはマスターカードなどが参加した。
リップルは積極的に提携関係の構築を進めている。最近も英決済サービス企業のMoneynetintと提携。また先週にはビル&メリンダ・ゲイツ財団とリップルラボが提携し、開発途上国向けの決済システムを支援する方法を探っていくという。
※xCurrentは国際的な金融機関同士の取引を円滑に行うためのシステム。口座内容の情報や取引内容、口座情報の同期などを円滑に行う。メッセンジャーとインターレジャープロトコル(IPL)が主なソリューション。