クラウド会計ソフトを手掛けるfreee(東京・品川)と仮想通貨税務のAerial Partners(同・港)は6日、業務提携を発表した。

今回の提携狙いはAerial Partnersの提供する仮想通貨損益計算サービス「Gtax」をfreeeが提供する「会計freee」と連携させる事で仮想通貨の確定申告をすべてオンライン上で完結させるサービスの開発に着手する事だ。また、電子申告を税理士に任せたい方向けのプランとして「会計freee × Gtaxプラン(仮称)」を提供する事が併せて発表されている。

同プレスリリースについて、コインテレグラフ編集部ではAerial Partnersへの電話取材を行い、沼澤健人社長から今回の提携とサービス開発着手について聞いた。

Aerial Partnersは創業当初からブロックチェーンの社会実装を目指しております。仮想通貨、ブロックチェーンのイノベーションが起きている一方、仮想通貨の確定申告など社会の大きな摩擦になっている。こういった制度的な摩擦を解消する事を通じて、投資家、利用者にもっと仮想通貨やブロックチェーンの本質的な部分に時間を使って欲しいと考えており、シームレスな環境提供を目指している」(沼澤社長)

また個人向けへの金額としては、「会計freee」のプランが適用され、月額千円程度から利用可能だという

これにより税務署に行く事なく、オンライン上で電子申告まで完結させる事が可能になるという事で、沼澤社長が語るように、税金の申告が非常に手間だと感じている仮想通貨投資家のメリットは少なくないだろう。

仮想通貨の税制に関する国内の動きは様々なところで報じられているが、総合課税となっている部分が投資家にとっては不満な部分になっているなど課題は多い。仮想通貨に関する税制に関する議論もそうだが、今後は今回のプレスリリースのような仮想通貨の税金に関するサービスも今後は増えていくとみられる。

 

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