情報・金融技術サービスを提供するアクセンチュアが、フィンテックスタートアップのエムテックに投資した。アクセンチュアの投資条件は開示されていない。
エムテックは中央銀行とフィンテック企業向けにソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)を提供している。アクセンチュアはエムテックの製品を自社のバンキングサービスに統合する計画だ。
エムテックは2019年に元IBMブロックチェーン幹部のカーメル・カデット氏によって設立された。ガーナ、ナイジェリア、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ガンビア、バハマの7つの中央銀行を顧客に持つ。また、ハイチ中央銀行向けに中央銀行デジタル通貨(CBDC)の概念実証も行った。
中央銀行とフィンテック向けのサービス
エムテックはCBDCのインフラに加え、規制サンドボックス機能を提供し、金融サービスプロバイダー向けのコンプライアンス機能も開発中だ。
エムテックは200以上のフィンテッククライアントを有するとしている。カデット氏は「この投資と協力は、トークン化の時代に向けて銀行のインフラとプロセスを近代化するという共通のビジョンの結果だ」と述べ、「この規模でのデジタルトランスフォーメーションの成功には、最先端の技術と業界の専門知識が必要だ」と強調した。
エムテックはアクセンチュアのベンチャープロジェクトスポットライトアクセラレーターにも参加する。2022年にエムテックは600万ドルのプレシード投資を受け、2023年8月には400万ドルのシード投資を受けている
アクセンチュアはCBDCの分野の新参者ではない。カナダ銀行、シンガポール金融管理局、欧州中央銀行、スウェーデンのリクスバンクとこれまでも協力してきた。
アクセンチュアとエムテックは、元商品先物取引委員会のトップであるJ. クリストファー・ジャンカルロ氏が主導するデジタルドルプロジェクトでも協力している。アクセンチュアはこの組織の創設メンバーであり、エムテックは2022年にそのテクニカルサンドボックスプログラムに参加した。
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