仮想通貨(暗号資産)P2Pプラットフォーム「アブラ」の共同創業者兼CEOであるビル・バーハイト氏は23日、ビットコイン(BTC)の保有額を大幅に増やしたと明らかにした。バーハイト氏によると、現在はポートフォリオの50%がビットコインだという。
同氏は23日に公開されたアブラが運営するYouTube番組「マネートーク」でビットコインに対して強気の姿勢を繰り返し、「ビットコインは世界で最も優れた投資機会だ」と主張した。
その理由について、ビットコインの希少性が、最高の投資機会である最大の理由だとした。「新しいビットコインの発行量が今後数年でゼロに近づくにつれて、法定通貨に対するビットコインの価値は急上昇するだろう」とした。
「現金、または法定通貨とも呼ばれる政府が印刷した紙幣は、実際には価値がなくなりつつあるが、ビットコインの価値は一定だ。法定通貨の発行量が今よりも減ることはないだろう。現金はますます価値がなくなっていくだけだ。」
さらに放送の中で、テザーやUSDコイン(USDC)などのステーブルコインや中央銀行デジタル通貨(CBDC)についても触れた。バーハイト氏はデジタル人民元のようなグローバルなCBDCの発行は中央銀行が紙幣の印刷をやめることを意味しないと主張。「これは逆で、実際には単に好き勝手にお金を刷るという無責任な行動を続けることを用意にしている」と指摘した。
バーハイト氏はビットコイン強気派として知られている。
10月6日には2015年以来、ビットコインが最も強気であると述べており、今回の動画の中でも「3年以内に現在から100倍の100万ドルに到達する可能性がある」と持論を展開している。
この理由として2012年から2017年にかけて過去最高値に上昇した動きが、2016年から現在までのチャートに類似しているとしており、来年には20万から25万ドルのレンジをテストすることになるとの大胆予想を披露した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン