ビットコインの有名な価格予想モデルであるストック・フロー(S2F)モデル提唱者のPlanB氏によると、ビットコインは現在の強気の動きの中でも十分に成長する余地があり、10万ドルまで「止まることはない」と主張している。
PlanB氏は17日、S2Fモデルからビットコインは最高値を更新し続けると予想した。
12月までに「平均で」28万8000ドル
ビットコインは直近の高値である58300ドルと61700ドルを下回っており、投資家は2021年の強気の流れがいつ終わるのかを予想しようとしている。
ビットコインには様々な価格指標があるが、指標によって、価格の天井がまもなく訪れると指摘するものや、しばらくは上昇が続くと主張するものなど様々だ。S2Fモデルは後者であり、PlanB氏は2021年の強気相場は始まったばかりだという。
「強気サイクルに入って、まだ3.5ヶ月しか経っていない。私の考えでは、ビットコインは10万ドルでは止まらず、28万8000ドルの平均価格まで上昇する」(史上最高値はさらに高くなる)」
同氏は28万8000ドルはあくまでも平均値であり、史上最高値は57万6000ドルを超える可能性があると指摘する。

上昇が続く根拠とは
現在、ビットコインはS2Fモデルの軌跡にほぼ忠実に従っており、PlanB氏は度々、「時計の針が動くように」上昇を続けていると表現している。
仮想通貨トレーダーのRektキャピタルが指摘するように、S2Fモデルで軌跡を上方向に逸脱する動きをすると、価格の天井を示すことが多いが、現在はまだ軌跡の上を推移している。
「現時点ではビットコインは完全にストック・フローラインに沿っている」

2011年にあった最初のビットコイン半減期の価格ピーク時には、S2Fモデルからは1157%の逸脱を見せた。
PlanB氏は強気の上昇は「あと数ヶ月残っている」と指摘している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン