テラ創業者ド・クォン氏の個人資産237億円、韓国裁判所が凍結

現地ニュースメディアの報道によれば、テラフォーム・ラボの共同創業者で元CEOであるド・クォン氏が、進行中の刑事訴訟の一環として、個人資産である2333億ウォン（237億円）を凍結された。

ソウル南部地方裁判所は、ド・クォン氏のソウルの住宅、新しいオフィステル、一連の輸入車の売却を禁止した。またこの命令では、仮想通貨取引所の個人口座に保管されたド・クォン氏の金融資産、証券、銀行預金、仮想通貨の処分も禁止している。

韓国の法律によれば、有罪判決が確定されるまで、被告人が犯罪から得られた収益や財産を処分することは禁止されている。3月23日には、ド・クォン氏がモンテネグロで逮捕され、その後、書類の偽造の罪で起訴された。現在、韓国および米国当局はクォン氏の引き渡しを求めている。

2022年5月、ド・クォン氏とテレフォーム・ラボによって作られたルテラクラシック（LUNC）は、ステーブルコインのテラUSD（USTC）のペッグが外れたことによって崩壊し、わずか数日で400億ドルの市場価値が失われた。韓国の検察当局は、ド・クォン氏がLUNCからの不正な資金をビットコイン（BTC）に交換し、3億1420万ドルの不正資産を特定したと主張している。一方、米国の検察当局は、クォン氏がテラブロックチェーンのプロモーションに関連して8件の詐欺容疑で起訴している。