市場分析
2025年に入ってから、仮想通貨企業の新規株式公開(IPO)が相次いでいる。5月には、イスラエルの取引所eToroと、デラウェア州に拠点を置く金融サービス企業ギャラクシーデジタルがナスダックに上場。続いて6月5日には、ステーブルコインUSDCの発行元であるサークルが華々しくNYSEに上場し、IPOブームに火を付けた。
2025年に入ってから、仮想通貨企業の新規株式公開(IPO)が相次いでいる。5月には、イスラエルの取引所eToroと、デラウェア州に拠点を置く金融サービス企業ギャラクシーデジタルがナスダックに上場。続いて6月5日には、ステーブルコインUSDCの発行元であるサークルが華々しくNYSEに上場し、IPOブームに火を付けた。
ビットコイン(BTC)の取引高は2023〜2026年のサイクル開始以降で最も低い水準に落ち込んでいる。個人投資家の動きは鈍く、永久スワップの資金調達率も一時マイナス圏に接近した。価格が史上最高値に迫る中では異例の状況と言える。
ビットコイン(BTC)の価格がイースター週末から急上昇し、4月22日には9万1000ドルの節目を突破した。9%の上昇幅は、低調な株式市場の反発とは対照的であり、一時3500ドルの史上最高値に到達した金の強気相場と歩調を合わせる形となった。
ビットコインはドナルド・トランプ大統領の就任日に記録した過去最高値から26%の下落となり、「トランプ・ポンプ」の効果を完全に打ち消した状況だ。
2025年が始まって以来、ビットコイン(BTC)の価格は上下に大きく動いている。直近の下落では、1月13日にBTC価格が8万9600ドルまで下落し、市場参加者は8万ドル以下のCMEビットコイン先物のギャップが埋められるかどうかについて憶測を巡らせた。