チャート上の弱気な構造と、仮想通貨取引所バイナンス(Binance)での「クジラ(大口投資家)」の活動再開が重なり、XRPはさらに下落する可能性がある。
主なポイント:
形成中の「下降ペナント」により、XRP価格が0.80ドルに向けて下落するシナリオが継続している。
バイナンスへのクジラによる流入増加が、さらなる価格押し下げ要因となる恐れがある。
下降ペナント形成で42%の下落示唆
XRPの2日足チャートでは、「下降ペナント」と呼ばれるセットアップが形成されつつある。 下降ペナントは、急落(フラッグポールと呼ばれる部分)の後に、収束するトレンドラインの中で価格が保ち合いを形成するパターンだ。多くの場合、最初の急落幅に匹敵する一段の下落を伴って決着する。

XRPのチャートでは、1.12ドル付近に向けた急激な売りの後にこの構造が出現した。価格はその後、狭まる三角形の中で収縮しており、主要な移動平均線を下回ったまま推移している。これはモメンタム(勢い)の減退を反映している。
ペナントのサポートラインを明確に割り込めば、現在の水準から約42%低い0.80ドル付近への道が開かれる可能性がある。 一方、アナリストのBitGuru氏は1.22ドルのサポートに注目し、この水準を維持できれば「間もなくトレンド転換と緩やかな回復が見られる可能性がある」と述べた。

コインテレグラフが報じた通り、1.20ドルを割り込んで終値をつければ、売り手が主導権を握ったことが裏付けられる。その場合、XRP/USDペアは1.11ドル、次いで1ドルまで急落する可能性がある。
クジラが数千万単位のトークンをバイナンスへ送金
データリソースのクリプトクォント(CryptoQuant)によると、土曜日に3,100万を超えるXRPがバイナンスへ送金された。これは1月20日以来、最大規模の取引所への流入となる。
これらの流入は主に大口保有者の活動によるもので、2月21日に行われたバイナンスへのXRP送金のうち、88%以上をこれらの投資家が占めた。 最も多額の送金は、100万XRP以上を保有するウォレットによるもので、合計1,450万トークンに達した。また、10万〜100万XRPを保有する主体は1,420万XRP以上を、1万〜10万XRPの保有者は2.9万XRPをバイナンスへ送金した。
クリプトクォントのアナリスト、Darkfost氏は月曜日のメモで次のように指摘した。
「これらを合わせると、4,500万ドル近い潜在的な売り圧力が突如として発生したことを意味しており、厳重な監視が必要だ。この売り圧力が継続すれば、XRPは短期的には現在進行中の調整から回復するのに苦労するだろう」

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