ビットコイン(BTC)は月曜から11%下落し、金曜には9万4590ドルの6カ月ぶり安値に達した。主要テック株の多くが同様の下落を見せるなか、ビットコインのデリバティブ指標も弱さを示している。

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ビットコインは心理的に重要な10万ドルを下抜け、弱気派が完全に主導権を握ったことを示している。次の強力なサポートは8万7800ドル付近となる。
ビットコイン(BTC)は木曜、6月のサポート水準である9万8000ドルを割り込み、2月以来初めて日足で安値切り下げ・高値切り下げの明確な弱気構造を形成した。下落は金曜も続き、9万4500ドルまで下落。2025年の年初価格である9万3500ドルが目前に迫り、年初来の上昇幅が消える瀬戸際にある。
ビットコイン(BTC)は重要サポートである10万ドルを割り込み、タカ派姿勢が強まる米連邦準備制度理事会(FRB)との見通しとクジラ(大口投資家)による継続的な売りが重しとなっている。
イーサリアム(ETH)は金曜に3000ドル近辺まで下落したが、その直前に長期保有者による大量売却が確認されており、一部アナリストはより深い調整につながる可能性を指摘している。
ビットコインの最近の弱さは、より広範な経済不透明感を反映したもので、信頼性を欠く経済指標や米国の成長・政策見通しの揺らぎが投資家心理に影響を与えている。
イーサが4000ドルを回復できずにいるのは、オンチェーン活動の弱まり、手数料の低下、そしてソラナなどのアルトコインETFとの競争が原因となっている。
ビットコインは貯蓄中心の資産へ、イーサリアムは高速なユーティリティ基盤へと変化しており、この乖離が構造的リスクだと評価するアナリストもいる。