2021年はVerasityの年だったといっても過言ではないだろう。有意義なメトリクスにより、Verasityとブロックチェーン市場は急激な成長を遂げた。コミュニティは2021年に急速に拡大、高い評価を受け、世界中にVerasianと言われるファンを多く増やした。

新しい1年の幕開けとともに、Verasityは新たな挑戦に挑む所存だ。まずは2021年の功績をふり返ってみよう。

最初に、Verasityコミュニティの多大なるご支援に感謝を申し上げたい。コミュニティはこれまで当社の挑戦に満ちた道のりを共に歩み、VerasityをアドテックとEスポーツにおける世界トップのプロトコルにまで押し上げた。

伝えたいことはたくさんあるが、まずはVerasityの中核であるアドテック・スタックモジュールの進化について、それからVeraEsportsと、VeraEsportsのこの1年での成長について説明しよう。

Verasityのモジュール

トップダウン視点でいうと、Verasityはモジュラーエコシステムである。当社の多角的な製品の多くは、パブリックユーザー向けのツールとして独立して動作可能、または法人顧客向けのパワフルツールとして他と組合わせて使用可能である。VeraViewsのアドテックスタックに導入され、Verasityモジュールは世界中のユーザーの広告とコンテンツ作成におけるパラダイムに変化をもたらす。

ここで、当社の異なる製品モジュールにおける2021年の進化を一部紹介する。しかし忘れてはならないのは、全体は部分の総和に勝るという言葉である。1つのVerasityモジュールに対する改善はすべて、当社顧客のアドテックスタック全体を大幅に向上するものである。

  • VeraPlayer:VeraPlayerは当社独自のコンテンツプレイヤーである。そもそも直感的かつ視覚的に優れたプレイヤーであるが、他のVerasityモジュールによりVeraPlayerを更にパワーアップさせた。最新のVeraPlayerは、VeraRewards、VeraViews、PoV、ライブストリーミングなどのVerasityモジュールを新たに揃えている。さらにBrightcoveプラットフォームの統合を完了し、世界3,000人以上のBrightCoveユーザーがVeraplayerに「プラグイン」し、Verasityの飛躍的な普及を後押しした。
  • VeraViews:VeraViewsは法人向けのモジュールの一つ。Verasityのアドスタックの進化系であり、Verasityモジュール一式とインターネット広告サイクルのすべてのレベルにおけるツールを融合する、インターネット動画広告処理のためのエンドツーエンドプラットフォームである。VeraViewsを簡単に説明すると、法人パートナー専用に構築されたすべてのオプションを詰め込んだトップクラスのスポーツカーのようなものである。2021年、VeraViewsの大規模な試験を実施し、処理データのスループットを大幅に改善し、プルーフオブビュー(PoV)アルゴリズムを細かく調整することで、信頼できる結果を出し、日々数百万に上る広告の提供が実現した。2021年後半には、Brightcoveプラットフォームとの統合によってVeraViewsの利用は大手法人顧客へと広がり、Brightcoveプラットフォームを使用したVeraViewsのシームレスな統合によるメリットを提供した。 
  • プルーフ・オブ・ビュー:2021年、Verasityはプルーフ・オブ・ビューの提携を開始し、アドフラウドの検知を半分に削減。アドフラウドの防止に取り組むサービスプロバイダーと契約を締結することにより、パートナーネットワークを強化した。契約上の許可が下り次第、パートナー企業が公式に発表される予定だ。また、プルーフ・オブ・ビューのオンチェーンでの検証を可能にするアップデートも進められている。すでに知られている通り、プルーフ・オブ・ビューのベータテストが進行中であり、現在の実証段階ではプルーフ・オブ・ビューのソリューションのサステナビリティが示されている。これにより、当社のアプローチが精緻化され、当社顧客およびパートナー全員に安定した製品を提供することが出来る。
  • Verasityのエコシステム:最後になるが、当社は、エコシステムにおける企業のリブランディングを実施し、2022年には新しいウェブサイトが公開される。将来的にも有効に使い続けられるよう設計されたウェブサイトは、増え続けるVerasity関連の情報資料をより良い形で提供し、当社製品やプランに関する考察やシームレスなユーザーオンボーディングのためのUXおよびUIにおける新しい取組みを提供する。 

VerasityのNFTマーケットプレイス 

当社の新しいウェブサイトをすでにご覧になっている方は、NFTの特集ページを目にされているだろう。

NFTマーケットプレイスの開発には、リセールのためのクリエイターパーペチュアルライセンス、VeraEsportsと連携しているゲーム内NFTコスメティクスマーケットプレイス、そしてNFTフラウドを防止するNFTマーケットプレイスへのプルーフ・オブ・ビューモジュールの導入などが含まれる。

2022年における当社のNFTへの取組みや、2021年の本バーティカルの開発の内容をお話しする前にNFTフラウドにおける統計について説明したいと思う。NFTの歴史は浅いが、NFTフラウドはすでに数多くのETHユーザーから、個人ユーザーを狙って搾取しており、専門家の中ではNFTフラウドの防止やユーザーの保護方法についての議論が進められている

6,900万米ドルという大きな金額で販売されるNFTがあるのであれば、NFTフラウドを防止することは、プルーフ・オブ・ビューにとって大きな市場チャンスである。2022年、当社は中核としてこれに注力していく予定だ。

ここでの重要なメッセージは何か?Verasityの技術は、大手ブランドが、プルーフ・オブ・ビュー技術に牽引される完全なエコシステムにて安全かつ簡便にNFTを運用し、NFTフラウドに対応できるように新たな視点を開く。Nikeマクドナルドと同じく、2022年MetaがNFTに参入、Verasityの提供する技術でフラウドを防止する時期が来たようだ。

VeraEsports

2021年の当社の最も重大な発展は、VeraEsportsのリブランディングと再編成、Eスポーツでの専門コンテンツのストリーミング、強力なVerasityのWatch & Earn(見て稼ぐ)技術のコンセプトの実証である。

2021年、当社はVeraEsportsにおいて大規模な更新と統合を実施。いくつかは2022年にも継続される。

2021年に実施されたVeraEportsの最も重大な発展は以下の通りである。

  • BrightcoveバックエンドビデオCMCのローンチ:VeraEsportsのコンテンツマネジメントシステム(CMS)がBrightcoveに移されたことで、より優れたスケーラビリティと動画セクション機能の向上が実現。近い将来ユーザーはこれを体験することになるだろう。簡単な検索オプション、より細かい動画のカテゴリー化、最適なストリーミングプロファイルが、様々なデバイスで最高のパフォーマンスを提供する。 
  • Brightcoveを介したライブストリーミングが実現:幅広い顧客が、Brightcoveのマーケットプレイスを介したVeraEsportsコンテンツのストリーミングを利用できるようになる。ストリーミングにBrightcoveを使用することで、ユーザーはライブストリーミングを効果的に利用し、世界中の様々な一流のEスポーツイベントを閲覧できるようになる。冗長性レベルが選べる迅速かつ簡単なストリーミング設定と、後処理やライブストリーミング提供に役立つツールは、今まさにタイムリーなハイライトだ。VeraEsportsとVerasityブランドは世界中のコンテンツクリエーターからグローバルな認知を得られるだろう。
  • ゲーム内コスメティクスとゲーム内通貨の追加:ユーザーは、$VRAを使用して、幅広いゲーム内コスメティクスや通貨をVeraEsports Redemption Storeで購入することができる。VeraEsports Redemption StoreはSteam、PUBG、Axie Infinity、Valorantやその他のゲーム内通貨やアイテムを提供し、過去のトーナメントにおいて閲覧数とエンゲージメントを大きく伸ばしている。
  • インフルエンサーやストリーマーのためのブランドトーナメント:2021年VerasityはEスポーツインフルエンサーアウトリーチを開始。世界のメジャー言語圏のベストストリーマーにより10の言語でストリームされる大規模なトーナメントを開催している。さらに、VeraEsportsは複数のランドマーク的なEスポーツイベント、および当社のストリーミングパートナーが主催する21のコミュニティトーナメントにおいて主要なメディアプラットフォームパートナーを務めた。Verasityが2021年に主催したトーナメントのうち、10月のPUBG Mobile Pro League — Southeast Asia Championship Season 4、11月のUWS: Korea Championship 2021、そして11月下旬のFTX GalAxie Cup 2021が主なハイライトとなった。2022年、当社はメジャーなEスポーツトーナメントのスポンサーシップを拡大する予定。VeraEsportsが注目を集めることは間違いない。
  • VeraEsportsのチケッティングサポート:VeraEsportsサポートシステムを強化し、構造化されたチケッティングと迅速なサポート対応を提供する。さらに、トーナメント管理者とプレイヤー間のオープンなリアルタイムコミュニケーションのためのライブチャットの改善を進めている。

これらのアップデート、統合、トーナメントのスポンサー参加に加え、Verasityチームは2021年、パートナーフィードバックを元に、技術面および機能面におけるVeraEsportsの完全な再編成を行った。これにより、VeraEsportsプラットフォームの新バージョンをリリースし、現在のユーザーエクスペリエンスを実現している。追加された新機能を紹介しよう。

当社が行った改善の中でも、トーナメントクリエーションフローはさらにストリームライン化され、ユーザーフレンドリーな動作へと生まれ変わった。トーナメントクリエーションの編集ができるようになり、ほぼすべてのパラメータがカスタマイズ可能となった。そしてそれは、より良いビジビリティやプライバシーコントロール、完全にリデザインされたコントロールパネルと専用トーナメントページと共に実現されている。

トーナメントへの参加はフリクションレスのプロセスで行われる。VeraEsportsを通じて誰もがすぐにEスポーツトーナメントに参加でき、その他の調整はあとで行うことができるという嬉しい機能だ。

Eスポーツチームの作成は制限が少なくなりシンプル化され、Eスポーツチームに簡単に友人を招待できる紹介システムを導入。ユーザーは、特定のゲームに特化する複数の個人チームを持つことができる。やはり、ゲームは気のおけない友人とプレイするのが楽しいものだ。

Redemption storeはシームレスにVeraEsportsとのリワードアカウントを統合、VeraEsportsユーザーはさらにログインする必要なく簡単にリワードを確認・利用することができる。

自動トーナメントチェックイン機能も採用した。これによりトーナメント開始前にアクティブプレイヤーを簡単にフィルタリングでき、トーナメント管理者や他のプレイヤーの労力を削減できる。これと似たマッチチェックイン機能では、試合開始前に両サイドの確認を待ち、状況が変わった場合にはプレイヤーは相互チェックインをせず、自動的に試合を延期することができる。片方が、他方チームのチェックイン確認を得ずにチェックインした場合、チェックイン期間が終了した後は、技術的勝利とみなされる。

最後になるが、マップボーティング機能も追加した。この機能により、プレイヤーは試合開始前に特定のゲームマップに投票をすることができる。両チームは、リストのマップが指定数になるまで一人ずつ投票し、ボーティングフェーズが終了すると試合が開始する仕様だ。

当社は、2022年までにVeraEsportsのUXおよびUIの改善を続ける予定だ。提案があればぜひ当社までお送りいただき、みなさんと一緒にVeraSportsを世界のEスポーツ界において最高のものにしていきたい。

2022年も当社はフルスピードで前進していく所存だ。そして、この道のりを共に歩んでくれるユーザーの皆さんに多大なる感謝を申し上げたいと思う。