新トークン「ARCS」は、個人が保有する情報の価値を可視化するプラットフォーム「AIre」(アイレ)の基盤となる。AIreのミッションは、「すべての人が自分の保有するデータに対して『主権』を持ち、管理することができる社会の創造」にある。

東京 –  IFA株式会社(代表:水倉 仁志)は、ブロックチェーン技術を用いた新トークン「ARCS」(ARX)の開発に成功。このARCSを基盤に、プラットフォーム「AIre」を構築し、個人が保有する情報をトークン化することで、その情報価値を換金、交換、依頼、購入などに用いることができるようになる。

個人が持つ情報の価値をトークンで可視化し、すべての個人にデータ主権を

ブロックチェーン*テクノロジーを用いたサービスを提供しているIFA株式会社は、新しいテクノロジーを用いたトークン*である「ARCS」を開発した。ARCSを活用して構築されるプラットフォーム「AIre」は、個人が持つさまざまな情報を可視化し、トークン化することを企図している。

* ブロックチェーンとは、分権型仮想通貨の取引履歴を記録するIT技術である。分権型仮想通貨は、法定通貨とは異なり、通貨の発行者も管理者も存在しない。取引履歴は、世界中のユーザーが監視しているため、不正な取引を行うことやデータの改ざんは困難である。

** ブロックチェーン技術を用いて発行されたトークンは、インターネット上で取引が可能な暗号資産の一種である。トークンは、将来的には、株式やポイントカードと同様、財貨・サービスの対価として用いられることが期待されている。トークンは、個人と企業の双方が容易に発行できるが、現時点では換金は不可能で、発行当事者が提供するサービスの枠内でのみ使用することができる。

これまで、個人の持つ情報やアイデアなどの無形資産は、権利関係を明確に規定することが難しく、大企業にとって有利な構造になりがちであった。個人が保有するこのような価値をトークン化することは、個人が保有する情報価値を交換、換金、依頼、購入などに用いることが可能になり、あらゆる個人が自分のデータに対して「主権」を持てることを意味する。

「AIre」のプラットフォーム上において、仮想通貨ARCSは次のような目的で使用される。

  1. ユーザーが「AIre」に情報を入力した際のインセンティブ報酬として
  2. 企業が「AIre」を利用する際の決済手段として
  3. 企業が「AIre」からユーザー情報を取得した際、ユーザーへの還元として
  4. 企業が「AIre」のユーザー情報をもとに運営するサービスの決済手段として

AIreには、クレジットカードやメンバーカードの登録情報をはじめ、企業が提供するさまざまなサービスを利用するユーザーの個人情報が大量に蓄積されている。これらのデータは、企業にとってはもちろん、ユーザー自身にとっても価値がある。企業は、AIreから得た豊富な情報を利用して魅力的なサービスを開発することができ、その決済手段としてARCSを利用することができる。一方、ユーザーは、情報提供の見返りとしてインセンティブ(仮想通貨/トークン)を受け取ることができる。

今後は、ARCSを担保とするステーブルコイン(価格が安定的な仮想通貨)の発行が予定されている。ARCSの価格は、取引が行われる仮想通貨取引所での需給により変動するため、AIreプラットフォーム上でARCSにより決済を行う企業は、決済ごとにデータ価格が変動してしまい不便をこうむるからだ。AIreプラットフォーム内での決済通貨としてステーブルコインを用いれば、この問題は解決される。

ARCSは、仮想通貨引所「KuCoin」への上場が、2019年12月3日午後6時(UTC+8)に予定されている。当面は、USDT(テザー)との通貨ペアで、ティッカーシンボル「ARX 」で取引が開始される。

下記関連URL一覧

ARCS日本語コミュニティ(Telegram):https://t.me/ARCS_ARX_JP
ARCS日本語コミュニティ(Twitter):https://twitter.com/ARCS_ARX_JP
AIre Project 公式サイト(AIre Project Official Page):https://www.aire-pjt.com/
AIre Project 公式Twitter(AIre Project Twitter):https://twitter.com/AIre_project
AIre VOICE公式サイト:https://aire-voice.com/
AIre VOICE公式Twitter:https://twitter.com/AIreVOICE

IFA株式会社について

商 号:IFA株式会社
代表者:代表取締役CEO 水倉 仁志
所在地:東京都新宿区西新宿二丁目6番1号新宿住友ビル15階
設 立:2014年10月1日
事業内容:インターネット関連業務
資本金:5億4,350万8,080円(資本準備金含む)

AIre プロジェクト概要

IFA株式会社が開発運営する次世代「価値蓄積型プラットフォーム:AIre」は、すべての人が自分の「個人情報」と「生み出した情報」に対して主権を持てる世界を目指している。

その実現は、旧来の中央集権的な情報管理社会では決してなしえなかったことで、ユーザー自身がつくった新しいルールが標準となる分権型社会の到来が不可欠である。分散記帳テクノロジー(DLT)を採用するのは、そのためである。

私たちは、高度な技術をより身近なものとするため、国内外で企業や地域との連携を深めていく方針である。私たちは多様なパートナーシップのかたちを模索している。AIreプロジェクトの開発を行う意義は、理想的な未来の実現にある。

IFA株式会社 公式サイト:https://en.ifa-aire.co.jp/

本件に関するお問い合わせ

IFA株式会社 IRグループ 大坂 亮平(Ryohei Osaka)
E-mail:ir@ifa-aire.co.jp
電話:03-5909-5335